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2009年11月17日 (火)

JPAルールへの疑問(良き法律家は悪しき隣人)

 大会への申込書送付も済みましたので、改めて、競技ルールを確認するため、JPAサイトから、ルールブックをダウンロードしてみました。
 その冒頭、法律屋としては、いささか気になる表現がありました。それは、もっとも根本的ともいえる、階級の切り方です。
 ルールブックによると、体重による階級は、たとえば、67.5㎏級ですと、60.01㎏~67.50㎏となります。次の75㎏級は、67.51から75.00㎏となります。
 しかし、この表記は、誤りというべきでしょう。その理由は、たとえば、67.505㎏の場合、この階級表にあてはめできないことになるからです。 
 このような場合、67.5㎏級であれば、「60.00㎏を超え67.50㎏以下」と表現することになります。要はバイクの排気量の表現と同じです。
 もし、現在の表のままならば、10g未満の処理を定義づけることが必要となります。四捨五入が普通でしょうが、あくまでも決めの問題ですので、切り上げでも、切り捨てでも、どちらでも採用自体は可能です。
 法律を糧にしておりますと、このような細かいことに目がいってしまいます。「良き法律家は悪しき隣人」という法格言がありますが、そうならないように、改めて、注意したいと思います。
 なお、「大型バイクは排気量401cc以上」との表現を見かけますが、これも不正確な表現です。正しくは、「400ccを超える」です。
 ここで重要なことは、そもそも、400cc、250ccというぴったりの排気量は、存在しないということです。なぜならば、シリンダーが円形である限り、排気量の計算には、πが登場からです。
 もちろん、理論的には、四角いシリンダーも考えられますが、おそらく5分程度で、焼き付いてしまうことでしょう。とても実用には耐えられません。
 なお、スクエア4(SUZUKI・RGVγのエンジン)は、シリンダー(4本)の配置がスクエア(正方)になっているのであって、シリンダーそれ自体がスクエアな訳ではありませんので、念のため(2stなので、結果として焼き付きは多いようですが)。
本日は以上です。

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コメント

はじめまして、興味深く拝見させていただきました。
シリンダの内径が有理数であることを前提に議論されているようです。
実際にはどうがんばってもシリンダの材質の分子半個分の誤差が出ます。
そのわずかな隙間にも、有理数も無理数も無数に存在するとされています。
(実数の連続性、有理数の稠密性)
本エントリは定義の正確さがテーマのようです。
であれば、せめてその程度には極めていただきたいものです。

投稿: ねずみ | 2009年11月18日 (水) 午前 01時30分

ねずみ様
訪問及びコメント有難うございます。
確かに実測値で考えれば、
ねずみ様のコメント通りですね。
ただ、私の示しました排気量計算は、
内径も高さも、設計値を前提としています。
従って、シリンダーの排気量は、
一意に、誤差なく円柱の体積として、
決定されることになります。
そして、円柱の体積は、底面積×高さです。
この底面積の計算に「π」が登場するので、
ジャストの排気量は、存在出来ないと、
申し上げたつもりでございます。
ねずみ様におかれましても、
そのような形で、ご理解いただけますと、
幸甚でございます。以上です。


投稿: 管理人 | 2009年11月18日 (水) 午前 01時51分

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